F‐1グランプリボーイズ―F‐1サーカス巡業旅日記
/ 三推社 / 三推社 / 津川 哲夫 /
フジテレビの解説者になる前の津川さんの本
まだ、日本でF−1の全戦の中継がされる以前に、セナが最初に乗ったトールマンのメカニックだった津川哲夫という人がいるということを何かで読んだ気がする。
このお方が、ドライバーとしてではなく、又、解説者としてでもなく、現場の人間としてお書きになったのが、この本である。ここには、うわべだけの解説では決して現れないドライバー同士の確執やチームオーナーの素顔など、決して、余人に語れない話が満載である。
この本の出版は、もう20年近く前になるのだろうか?
今の人間味の薄れつつあるF−1の中で、今もって、F−1には、人間の血が通っているはずだ・・・はずであってほしいという願いが込められている。
もう何年読んでいなかったが、先日、CSのF−1レジェンドで津川さんが1981年第2戦ブラジルGPで 自身の手がけたマシーンが入賞する際の話をしてくれたときの喜びぶりを聴いて、読み返してみた。
「あの頃は本当にF−1は面白かった」
などと爺臭いことを思ってしまった。
当方、ジム=クラークやジャック=ブラバムが走っていた頃からのF−1フリークなんで、つい思い入れが出てしまう。